一度投げ出したゲームを再び遊ぶまでの感動…は特にないストーリー
龍が如く0を遊ばなくなった理由
2020年、年末のSteamセールで購入した龍が如く0。ストーリーの評判がとても良く私もそれ目当てに購入したのですがゲームを進めていく内におや?と思う出来事に遭遇して遊ぶのを止めてしまいました。
その出来事というのはこの物語の主人公である桐生一馬の青年時代、彼が将来の夢を語るシーンがあるのですがそこで語られる夢というのがですね…ヤクザになる事だったんです。
桐生一馬の育ての親という人がヤクザでその影響を受けて彼もヤクザになる夢を抱くわけですがヤクザになりたい理由と言うのが
いい車乗って
肩で風きって
まわりの人間に頭下げられて…
そんな人間になりたい、と…”桐生一馬が肩で風を切って歩いてきたら慌てて道を譲る人代表”の私としてはこんな夢を持っている人というのはちょっと困った、厄介な、勘弁して欲しい人…とまあそんな風に捉えてしまう訳ですよ。
そんなに人に頭を下げられたいものなのかな…とかですね、頭を下げられるのが目的で理由はどうでも良いのかな。ヤクザになって頭を下げられる人間になるって怖くて恐れられてそういう態度を相手に取らせるって事でしょ?
なんとなーく桐生一馬は正義のヤクザ(笑)なんてイメージを勝手に持っていた私ですが何のことはない桐生一馬は相手を威嚇するような行為を夢に持つようなしょーもないチンピラだった訳です。
そして桐生一馬という人に感情移入できず興味を失った私は龍が如く0を遊ぶのを止めてしまったという訳です。
5ヶ月位。
龍が如く0をちょっと続けてみようかなと思った出来事
その後、龍が如く0を遊ぶことは全く無くなりその存在も忘れていたのですが私のゲーム時間の大半を占めていた『ドラゴンクエスト10』というMMORPGがあるのですが、そのゲームとちょっと距離が出来てしまってなんとなーく手持ち無沙汰な時間というの生まれてしまいました。
そんな折、何か遊ぶゲームは無いかな?とSteamのライブラリを見ていた所、目に入ったのがこのゲームだったという訳です。
全く好きになれない主人公のゲームを再び遊ぶというのも妙な話ですがやはり世間の評判、ストーリーが面白いという部分が気に掛かっていたのです。
そこで今このゲームを面白くないと感じるのは自分が話が面白くなるところまでこのゲームを進めていないからではないか?と思ったんですね。
それでイマイチに乗り切れない気分ではありましたが取り敢えず龍が如く0、再開してみようかな?となった訳です。暇ですし。
ストーリーは大筋以外はさっぱり、操作方法もすっかり忘れていたのでリハビリがてら街をウロウロする所から始めました。
行き先はメニューとかマップから簡単に見ることが出来るのだけどまあ久しぶりのプレイでそんなに急ぐこともないかな?とそう思ったのでした。
久しぶりに再開して思ったのは街を少し歩くだけで色々な人が絡んで来てちょっとうっとおしいな、という事です。道の先の方に如何にもな風体の人が見えて『なんか絡まれそう…』とか思っているとしっかり『そのツラ気に食わねぇなあ!』って因縁つけられちゃいます。
戦闘自体は簡単だけどエンカウント率が高すぎます。桐生チャン、若すぎてナメられてるのかな? でも戦闘で人をいっぱい殴ってお金がいっぱい入ってくるシステムは結構好きです(所持金が1600万円を超えてます!スゴイ!)。
そんな感じで街をぶらつきながら絡んでくる人々を撃退しているとなんだか揉めている高校生のカップルが目に入ってしまいました。これが運命の出会い?私の龍が如く0継続のターニングポイントでした。
少し離れた所から2人のやり取りをそれとなーく聞く桐生一馬。
どうやら男の子(たっちゃん)の方が彼女(ミナちゃん)に何か隠し事があるんじゃないかと詰め寄っているみたいです。
ミナちゃんはそんな事はない!と否定しますがたっちゃんが彼女の財布に20万円も入っていることについて指摘するとどうやらクリティカルヒットだったらしくミナちゃんは怒って何処かへ行ってしまいます。
高校生の女の子の財布に20万円の現金…これは怪しい匂いがプンプンします。
しかし高校生のカップルがどんな事で揉めていようが桐生一馬には一切関わりの無いこと…のハズなのですがそこはしっかり?首をつっこんでたっちゃんから話を聞いて行くことになります。
たっちゃんによるとミナちゃんは
- 最近デートしてくれる回数が減った
- 以前に比べて金遣いが荒くなった
- デートすると下着屋さんへ行き大量の下着を買う
- つい財布を覗いてしまったら1万円札が20枚ぐらい入っていた
という風に変わってしまったらしく結論として『ミナちゃんは身体を売っているのではないか?』と考えるに至りました。
そして桐生一馬に『ミナちゃんがお金を沢山持っている理由を調べてくれ』とお願いしてきます。
『何!? なんで俺が…』と驚く桐生一馬でしたが、たっちゃんに『ミナちゃんが身体を売っている現場を見たらショックで立ち直れない』と言われ『それは、そうだが…』とあっさり納得、調査を引き受ける事となりました。
これがゲームを再開したは良いけどイマイチに乗り切れなかった私を『もう少しこのゲーム続けてみようかな』と思うことにさせた出来事なのでした。
面倒見が良いのかただのお節介焼きなのか高校生に押し切られて調査を引き受けてしまう桐生チャンの人の良い様がちょっと面白かったんです。
ホントにただこれだけの出来事です。
自分でも何が言いたいのか良く分かりませんが、ええ、そういう事です。もうちょっとだけ私の龍が如く0は続くんです。
龍が如く0のストーリー
一応ゲームの舞台等の説明も。
ゲームの舞台はバブル景気で絶好調な1980年代後半の神室町。そこかしこで再開発計画が進められていて、それは神室町も例外ではありません。
再開発計画が進む中、神室町の土地を確保しひと稼ぎしようと考える東城会の面々…そこへ所有者が行方不明の土地が見つかります。
神室町の再開発用地のど真ん中、たった一坪の所有者が行方不明の土地。
それが”カラの一坪”です。
一坪とは言えこの土地を手に入れるということは莫大な富と権力を手に入れる事と同義、という訳で権力争いに終始する組の幹部達や闇の不動産屋がこの土地の争奪戦を始めます。
一方でこの物語の主人公、桐生一馬も見に覚えのない殺人の潔白を証明するため、育ての親である風間を守るため、カラの一坪の所有者を探すことになります。
自分の望みを叶えるため、策謀と暴力を巡らし戦いを繰り広げる、それが龍が如く0のストーリーになります…多分。
ええと…これであってますか? とにかく、5ヶ月ぶりに遊んだ、まだ5時間しか遊んでいないゲームのストーリー紹介でした…。
龍が如くシリーズと言えば有名俳優さん達の参加も見ものの一つですが龍が如く0にもいましたね。”竹内力さん”…ではなくこの方は”小沢仁志さん”という方なんですね。
ブログを上げる前に念の為、調べておいて良かったです。この方のことをずーーっと”竹内力さん”だと思って遊んでいましたよ。
それにしても竹内…小沢仁志さん…強かったです…。
戦闘は弱攻撃・強攻撃・ガード・スウェー・つかみ・投げ等にカウンター、必殺技?となるヒートアクション、それに加えてバトルスタイルを自由に変更しながら戦うことが出来るシステムになっています。
一見複雑そうに見えますが基本的にボタン連打+ガード&スウェーで勝ち抜くことが可能で味付けとして全ての要素を使いこなすと派手なバトルになって面白いよ!と、そんな作り…だと思います。
お金が沢山手に入るので回復薬も一杯買えるしお金で基本能力を強化したり新しい技を覚えることも出来るので戦闘で手こずることはあまり無いと思います。
このゲームの楽しみ方?
このゲームはヤクザの特殊な理を理解できる人、受け入れられる人には良いゲームだと思います。私のように一生懸命理解しようとするとちょっと疲れてしまうかもしれません。
理解できないのならいっその事、理解するための努力は放棄して桐生一馬の人の良さにほっこりしながら時代に取り残された男達にツッコミでも入れながら遊んだ方が健康的に楽しめるかもしれません。
シニシズムなんて大嫌いな私はそんな楽しみ方はしませんが(ええ…)…まあ、楽しみ方は人それぞれという事で…。
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