Märchen Forest それは少女が一人前の薬師を目指すゲーム
Steamのセールでとても安かったので買ってみたゲームです。不思議な森で奇妙な住民達とふれ合いながら少女が一人前の薬師を目指す…そんなゲームだと思いまして…(ウソ)。
不思議な森で不思議な人達とふれ合って素材を集めます
舞台はどこか遠い遠い森。そこで魔法の薬師をしているおじいちゃんと暮らしているメルンという少女がこのゲームの主人公。
おじいちゃんがメルンに「薬師の娘としてそろそろ薬の調合くらい覚えないといかん」と言ったところから物語は始まります。
薬の調合をするためには何が必要か?それは素材です。素材を集めるためメルンは森へと出発することになるのでした。
森には現実の世界が辛くて仕方のないウサギや恋するペンギン、仲の悪いスミレとバラ、噂好きのクサなど様々な人…生き物たちが住んでいます。
素材集めは3段階あり、まず最初は3個の素材、それから5個、10個と集める素材が増えていき最後に秘薬風華を完成させるのが目標となります。
素材は前に集めたものが手元に残るので10個集めるといっても実質は5個新しい素材を見つければ良いということになります。
最後の10個の素材集めだけがちょっとややこしくレストランでデリシャスな素材を引き取って貰ったりクイズや釣りを頑張る必要があるかもしれません。
レストランへはペンギンの恋のお手伝いをすることで行けるようになります。森に住んでいる人達との関わり合いを面倒臭がらずにいれば道は自然と広がるはずです。
仲の悪かったスミレとバラはお互いの良いところを認めあって仲直り。ウサギは相変わらず現実が辛い模様。旅芸人に恋するメイドは本人の知らぬ間に振られていたり様々なドラマがあります。
メルンが関わることで森に住む人達が変化したりしなかったり人の縁の巡り合わせの妙を垣間見る事が出来ます。
そんなこんなを経て10個の素材を集めた結果とうとう出来ました!秘薬風華です。これでメルンも一人前の薬師です。めでたしめでたし。
秘薬風華はなんと雪の降る秘薬でした。森が雪の白に染まっていく中、森の住人たちみんなで盛大なパーティーが開かれました。それは森から送られた素敵なプレゼントのような時間だったそうです。
という事でめでたく第一部完となりました。ん?第一部?
そうなのです第一部完。続いて第二部の開始です!
第二部 明かされるメルン出生の秘密
大盛りあがりのパーティーも終わり雪も溶け始めたある日、森にこれまで見たことのない洞窟の入り口のようなものが出現しました。
その入口を見て驚く旅芸人。「そうか…ルナ…やはり君はここにいたのか…」旅芸人は意味不明な言葉を呟くと数日後に戻るとメルンに告げ、洞窟の中へ入って行きました。
後に残ったのはメルンと旅芸人が洞窟に入る拍子に落とした一枚の紙。それは旅芸人に宛てた手紙でした。
そこには賢者の石を求め森の地下迷宮へ向かうこと、メルンを近くの小屋に住むおじいちゃんに預けたこと、そして自分が戻らなかった時にはメルンを頼む…と書いてありました。ルナの署名とともに…。
「お、お母さん?」
その手紙にただならぬ物を感じたメルンは早速おじいちゃんにその手紙を見せに行くのでした。
するとその手紙を見たおじいちゃんは「お前にもそろそろ話す日が来たということじゃろう」と昔話を始めました。
それは9年前の嵐の夜の話。突然小屋を訪ねてきた女性に「自分が戻らない時は我が子として育てて欲しい」とメルンを預けられたという話。
その女性は緑の髪、そして猫の耳を持つ美しい女性だったそうです。そうルナはメルンの母親だったのです。
問題はその母親が迷宮に迷い込み帰ってこれなくなっているという事。
迷宮へ母親を探しに行きたいのは山々です。しかしそれを言えばおじいちゃんが心配してしまう。そこでメルンは決めました。こっそりと母親探しの冒険へ旅立とうと…。
深き迷宮を巡り行方不明の母を捜す!
という事で第一部の森の住民とのほのぼのとしたやり取りを楽しむゲームとは打って変わり第二部は母親の姿を求めダンジョンの深層を目指すゲームへと”メルヘンフォレスト”は大きく変貌を遂げたのでありました。
ダンジョン探索はシレンやトルネコのように一マスずつ進むようなことはありませんが食料の概念がありこれが0になるとHPが減り始めるシステムになっています。
敵との遭遇はランダムエンカウント。敵と遭遇すると画面が切り替わり攻撃・防御・回避の3つのコマンドを適宜選択して戦う事になります。
防御にはパリイの特性があり敵の攻撃前の予兆、2回点滅の2回目の点滅に合わせて防御を行うと発生させることが出来ます。
パリイに成功すると被ダメージはゼロ。その上奥義が使用可能になり敵をたやすく撃破できるようになります。
ただ必ずしも攻撃の予兆があるものばかりではないのでその場合回避を行うという使い分けが必要です。
しかし初見でそれを成功させるのはほぼ無理(私の場合)なので一発殴られながら覚えて行きます。常時QTEをしているようなものだから大変。
今現在HPの回復手段が拠点や焚き火のあるところ以外なく文字通り命を削りながらの学習となっています。
ちなみに焚き火というのは迷宮を下っていくとたまにある施設で食料と引き換えにHP回復が出来たり再スタート時の拠点になってくれたりします。
迷宮探索は深層を目指すだけではなく未鑑定品を持ち帰り鑑定して記録するアイテム収集の要素もあります。
このアイテムは売ってお金にすることも出来、冒険に役立つアイテムを購入するための資金源にもなっています。
とにかく物価が高くて最初は何も買えません。お金超大事。
ちなみにデスペナルティは未鑑定アイテムを失うだけです。未鑑定アイテム以外は全て残ります。やさしいね。
メルヘンフォレストまだ続けられそう…
という事でメルヘンフォレストの序盤の流れを長々とではありますがザックリと書いてみました。Steamのレビューを見ると高難度な印象を受けましたが(高難度はDLCの方だっけ…)今はまだ大丈夫。
次の焚き火を目標に続けられればなんとか…。レベルは残るんだしコツコツやればいずれはクリアできそうです。HP回復手段が今のところ無いのでゴリ押しは出来ないけどまあ…うん今の調子なならなんとかなりそうです。
あ、ちなみに第2部のメインは迷宮探索ですが森に戻ることも出来ます。森では釣りでの魚拓集めも残っているし謎の祭壇も謎のまま。なにやら見たことのない人がいたりするしこちらも気になりますね。
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